口呼吸によって口内が乾くとストレスになり 倦怠感やうつの原因に

口呼吸もうつの原因になる 聖徳大学の女子学生を調査

うつの原因というと、外部環境から受ける精神的ストレスや脳梗塞などをまず連想します。

 

 

これらがうつのリスクを高めることはよく知られており、対策や事例も多く報じられています。

 

 

しかし、同じようにうつのリスクを上げる要因でありながら、あまり意識されていないことがあります。

 

 

それは口呼吸です。

 

 

口呼吸は全身の不調を招き、うつもそのひとつです。

 

 

桜美林大学の山口創准教授が、聖徳大学の講師時代に行った調査があります。

 

 

女子学生186人に対し、「あなたの口は半開きか?半開きでないか?」という質問と、疲労度・抑うつ度を調べる心理テストを行いました。

 

 

すると、「口が半開きになっている」と答えた学生は、「半開きでない」と答えた学生に比べて、疲労感・抑うつ度が顕著に高いという結果が出たのです。

 

 

しかも、心療内科を受診中の人の平均よりも抑うつ度が高いことがわかりました。

 

 

口が半開き、つまり口呼吸が習慣になっていると、なぜメンタル面に悪影響があるのでしょうか?

 

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みらいクリニックの今井一彰院長は、次のように解説しています。

 

口が半開きになっていると、当然、口の中が渇きます。口の中が乾燥すると、私たちは不快に感じます。

 

その状態が慢性化すると、不快感というストレスを浴び続けることになります。それが、倦怠感やうつなどにつながっていくのです

 

さらに、唾液の分泌は自律神経に支配されているため、常に口の中が渇いていると、活動時に働く交感神経の優位な状態が続き、自律神経のバランスが乱れます。

 

口の中が乾いているだけというと、些細なことのように聞こえます。確かに口が乾いても、いきなり重い病気を招いたりはしません。

 

 

しかしそれは間違いなく不快であり、ストレスであることに変わりはありません。

 

 

たとえ細かいストレスでも、それが常時続いて蓄積すれば大きなストレスになるのです。

 

 

加えて自律神経のバランスも乱れるとなれば、メンタル面の不調を招くリスクが高くなっても無理はありません。

 

 

これを防ぐには、何より口呼吸を矯正して、鼻呼吸を習慣にする必要があります。

 

 

口呼吸の矯正法として、今井医師は「あいうべ体操」を提唱しています。

 

自律神経を整えて病気を治す! 口の体操「あいうべ」 (綴込付録:カード、小冊子、ポスター付き)
自律神経を整えて病気を治す! 口の体操「あいうべ」 (綴込付録:カード、小冊子、ポスター付き)

 

睡眠中の口呼吸を防ぐためのグッズも市販されています。

 

耳鼻科など医師に相談したうえで、それらを適宜使えば口呼吸は鼻呼吸に矯正できます。

 

 

矯正には少し時間がかかるかもしれません。

 

しかし口呼吸はうつだけでなく、全身の疾患の原因になります。たとえ時間がかかっても、鼻呼吸を習慣にしましょう。

 

 

このコンテンツは雑誌壮快 2014年 02月号40〜41ページを参考にしました。

 

 

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